フェチ⑦

どうやら僕は胸上部横広長方形フェチらしい ずっと長い年月そうなのだから確かだろう だれどそれを女性に強要することもなかったし公共の交通機関でジロジロ眺める事もなく過ごすことができた 誰よりも勝る強い理性を発揮してきた僕は… 続きを読む フェチ⑦

フェチ⑥

「山口智子やん、可愛いね」 これ位から話を始めたほうが良いと思考を一瞬にまとめた僕は下手な役者みたいにやや浮ついた声を出した 「そうね」一言でかたずけた彼女はカルピスソーダのボタンを押した どうしてこんな思いをしなければ… 続きを読む フェチ⑥

フェチ⑤

500や100ではなく10円玉貯金をしていた僕はかなりの枚数になるとアパート下の自販機で無糖の缶コーヒーを大量購入していた 冷蔵庫にずらり、きちんと並べて悦に入っていた、それは決まって金曜の夜。 笑顔になれた 決して直ぐ… 続きを読む フェチ⑤