他人をうらやむ事はあまりない しかしそれは向上心が欠如している事と同意であるので困ったものでもある 年齢と共に、より盛んになってきたようにも感じる 学力にしてもスポーツにしてもそうだったし仕事にしたってそうだ 容姿にさえ… 続きを読む 譲治君の事
月: 2025年3月
フェチ最後
あの夏の校庭のように景色が少しずつ薄れていく 呼吸が乱れて意識をしないと息の仕方を間違えそうだ なにげない楽しかった想い出が段々とまとまって空に上がっていく すっかり心を満たしていたものも一緒に奪い取って空に上がっていく… 続きを読む フェチ最後
フェチ⑧
(恋愛はただ性欲の詩的表現だ) 芥川龍之介の言葉だ かかってこい芥川よ こんな思慮が浅い思想だから「ただぼんやりとした不安」で自死したのだ 先輩と話をしていたら西洋の哲学者も同じことを言ってるよと教えてくれた ただ声が大… 続きを読む フェチ⑧
フェチ⑦
どうやら僕は胸上部横広長方形フェチらしい ずっと長い年月そうなのだから確かだろう だれどそれを女性に強要することもなかったし公共の交通機関でジロジロ眺める事もなく過ごすことができた 誰よりも勝る強い理性を発揮してきた僕は… 続きを読む フェチ⑦
フェチ⑥
「山口智子やん、可愛いね」 これ位から話を始めたほうが良いと思考を一瞬にまとめた僕は下手な役者みたいにやや浮ついた声を出した 「そうね」一言でかたずけた彼女はカルピスソーダのボタンを押した どうしてこんな思いをしなければ… 続きを読む フェチ⑥
フェチ⑤
500や100ではなく10円玉貯金をしていた僕はかなりの枚数になるとアパート下の自販機で無糖の缶コーヒーを大量購入していた 冷蔵庫にずらり、きちんと並べて悦に入っていた、それは決まって金曜の夜。 笑顔になれた 決して直ぐ… 続きを読む フェチ⑤
フェチ④
どうしてプールに行こうとなったのかは思い出せない 海辺で少年期を過ごした僕はプールに行ったことはなかったし見たこともなかった。 高校には水泳部がなくその存在はTVでしか知らない はたして人工物の中で泳いで楽しいものだろう… 続きを読む フェチ④
フェチ③
7位? いやいや間違いだろう そんなはずはない、少なくとも3位以内に入って然るべきだろう 誰であれ間違いなく男だったらイチオシのはずだ 女性票が伸びなかったのだろうか? でも女性にも憧れの的のはずだしスペックは一番高いぞ… 続きを読む フェチ③
フェチ②
「今度の今度の次の土曜日にお遊戯会があるよ」 娘の言葉は一体全体お遊戯会はいつあるのかさっぱりわからないが取りあえず今月の土曜はすべてお休みの為に観覧は可能だ しかしゴルフに行きたいために何とか配偶者にお願いしたいと思っ… 続きを読む フェチ②
フェチ①
お付き合いが始まって好意を寄せてくれる女性から質問を受けることがあった。 髪は長いほうがいい?短いほうがいい? 痩せてる子と豊満な子はどちらが好み? 強気な子と内気な女性だったらどちらが過ごしやすい? 賢いと天然は? 料… 続きを読む フェチ①