接遇②

いつもの問い合わせ、在庫状況とか商品の価格とか。

ほとんど毎日なのだ。いや日に2~3回程度は問い合わせしている。

相手はほとんどが同一人物である。

液晶画面にでる番号にも馴染みがあるはずだ。

こちらは急いでいる、焦っている場合もある。

外回りで営業する僕は消化しなければならない事柄は、言わば無限にある。

話中が長くなればなるほどその裏側には留守電が溜るのだ。

一刻も早く要件を消化したいのだ。

そこに、冒頭の対応だ。

知っているし常識であるし間違ってはいない。

しかし、である、

顔も声も知っている、お互いにだ。

馴染みもあるし、おおよその性格さえも理解している。

しかし、冒頭の対応だ。

しかも着信時も更なる狂気を振り回してくる。

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